ゴミ屋敷化したまま長年放置した実家
2018/12/22
荒川区で長年放置していたゴミ屋敷片付け
古い戸建て(3連棟端)3DKのゴミ屋敷片付けでした、4年前に新しい家に引越して片付けなければと思っていたがそのままズルズルと4年が経過。古い家だけどすでにローンのない自己物件でしかも連棟、さらに土地が敷延(接道義務を果たしてない)ということからすぐに売却できるわけでもなくなんとなくそのままということでした。
ところが今回道路の拡張だか都市整備の一環だかで付近一帯が立ち退きとなり思いがけず買い取られることになったそうです、このケースはめったにありませんがラッキーです。
中はゴミ部屋というより倉庫系でおそらく引越しの際に必要な物を家探ししたため荒れた感じになってました、古い家の場合は何年住んでたか?誰が住んでたか?などその家の歴史を知る必要があります。
依頼主が貴重品なんてない、と言っても何らかが出てくることはかなりの確率であります、たぶんに漏れずこの家からもすごく大金というわけでもないが大小合わせ20万ぐらいは出てきたと思います。
作業費トータル370,000円

【放置物件は所有してるだけで損?】
使ってない実家などの土地家屋は放置していて何もいいことはありません、まず固定資産税が毎年掛かってしまいます、たいして大きなお金ではないかも知れませんが積み重なれば大きいです。
以前は建物がある場合は土地にかかる固定資産税は1/6でしたが平成27年より更地と同じ扱いになってしまいました、つまり古家付きで所有しておくメリットは何もなくなったのです。
ただ解体するにしてもそれなりのお金が掛かりますし実需需要のある地域の土地建物なら売却も容易ですが地方都市だとそう簡単に売れません。
その他空き家にしておくデメリットは所有者より近隣にあります、最近も刑務所から脱走した受刑者が空き家に身を潜めていた例もあるように侵入者に家を荒らされることもありますし都市部などはホームレスが住み着いていた例もあります。
あと火事のリスクや不法投棄の温床になったり不良少年のたまり場になるなど空き家のまま所有するデメリットは意外にも大きいです。
では売却する場合はどうすればいいのか?また本当に売れるのか?
戸建ての場合はそこそこ需要のある地域でないと売れにくいことも多いようです、高度成長期に開発されたいわゆる郊外のニュータウンは再開発でもない限り新規住民の流入は考えにくいようです、また都市部の土地家屋は以前は問題なかったけど長い年月のうちに既存不適格になってしまってる例も多いようです、その代表例が接道義務を果たしてない再建築不可物件と呼ばれるものです。
建築基準法では幅員4m以上の道路に建物が2m以上接道していないと建物が建てれないという法律があります、これらが空き家を増やしてる要因と言えなくもありません。